子どもに生活の中での危険を教えることは大切です。住まいの設備をあえて安全にしないという方法も必要です。

不動産業者の一日とは

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あえて危険を教えられる住まい

日常の小さな危険なことを経験していない子どもは、大人になってから大事に至るような危険を起こしてしまう可能性が高いそうです。つまり、小さい頃に小さな危険を体験しておくことが実は成長してからの大きなリスクを回避するためには必要なことだということです。子どもを持つ親ならば、住まいのなかで子どもがいかに安全に暮らすことができるかに腐心すると思います。もちろんこれは正しいことですし、できれば子どもに怪我をさせたくない気持ちは当然のものです。バリアフリーやユニバーサルデザインを取入れた住宅が注目されていることからもこれは自明です。

しかし、住まいから危険を全て取り除くということは現実では不可能でもあります。全く火のない環境、全く段差のない環境、全く刃物のない環境、これらは確かに子どもの怪我のリスクを大幅に減らすことにはつながりますが、社会で生活していくときにはこれらの危険性を正しく知っていた方が安全に過ごせるのではないでしょうか。全く危険の概念を知らない住まいをつくってしまったら、それこそ子どもは本当の危険を知る体験をすることなく社会生活を送ることになってしまいます。そうではなく、あえて危険を教えることができるように完璧な配慮をしない環境つくりも必要なことだと思います。